『デーリーダイアリーズ/My Daiaries 2020-コロナ禍の文化活動
『デーリーダイアリーズ//My Daiaries 2020 コロナ禍の文化活動 -フィリピンと八戸のアートと社会をめぐって-』
上記のタイトルでトークイベントと映像上映を行います。
これまでPort to Portプログラムで招へいしたアーティストたちに協力をいただきました。
ぜひご参加ください。
We are pleased to announce that we will be hosting a talk and video screening event focusing on the cultural situation under COCVID-19 in Hachinohe-Manila. Thank you very much to IKEDA Takuma, Shinohara Eri, Gerome Soriano, Denver Garza, Neo Maestro, Load na Dito, for your cooperation.
●トークイベント
11/29(日)14:00-17:00
会場:八戸ポータルミュージアムはっち シアター 1( 青森県八戸市三日町 11-1)
パネリスト
池田拓馬 (アーティスト、八戸学院大学短期大学部准教授)
篠原英里 (八戸市新美術館建設推進室主事兼学芸員)
東方悠平 (AIR-H、美術家、八戸工業大学感性デザイン学部講師)
平井華代 (岩手大学 研究支援・産学連携センター 客員准教授)
ネオ・マエストロ/Neo Maestro (アーティスト/フィリピン) -オンライン
●映像上映
11/30(月)- 12/18(金) 土日祝休み 10:00-17:00
会場:はちのへまちなかアートラボ「Co 部屋(コベヤ)」( 青森県八戸市八日町 9 ダイヤビル 1 階 )
映像制作
池田拓馬 (アーティスト、八戸学院大学短期大学部准教授)
篠原英里 (八戸市新美術館建設推進室主事兼学芸員)
東方悠平 (AIR-H、美術家、八戸工業大学感性デザイン学部講師)
ジェローム・ソリアーノ/Gerome Soriano (アーティスト/フィリピン)
デンバー・ガルザ/Denver Garza (アーティスト/フィリピン)
ネオ・マエストロ/Neo Maestro (アーティスト/フィリピン)
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2020年は新型コロナウイルスによって大きく特徴付けられる年となりました。それは、文化芸術活動においても同様です。長期的視点で見ると、これまでの世界と以後の世界とでは別のものとして捉えられることになるのではないでしょうか。
国や地域、時期によってもコロナ禍の状況は様々です。東京と青森ではウイルスについての受け止め方が違ったり、八戸市内であっても業種や職種、学校によってその影響は異なったりしています。教育機関の閉鎖、助成や給付金など政策に振り回される状況も、こういった緊急時だからこそ如実に現れています。大統領による強権的な政策で知られるフィリピンでは、警察が厳しく取り締まるロックダウンが長期間続いています。その中で感染者数も増加し、家族や親戚、友人が感染することも珍しくないようです。総論的な視点も重要ですが、こういった状況では、個人的な記憶や感情も含めた出来事を記録に残したり、シェアしたりしていくことが、文化的にも歴史的にも意味のあることと考え、トークイベントと映像上映を企画しました。私たちが現在の社会状況について能動的に捉え、またそのなかで文化活動のあり方や意義を俯瞰的に再確認するきっかけになることを意図しています。
トークイベントでは、八戸市在住の3名の文化活動に関わる人たちを中心に、それぞれの状況について共有します。展覧会やコンサートの中止や延期、地域のお祭りの取り止めなど、八戸市の文化状況や、オンライン授業などの教育関係への影響、個別のアーティスト活動などの事例を紹介します。また、コロナ禍のフィリピンで制作活動を続けるアーティストとオンラインでつなぎ、現在の自身の周りのことや感情についてリアルな状況をお聞きします。その後、フィリピンの教育・社会問題を専門にする平井華代氏から、セブ・スラムの貧困地域の人々の生活とNGOによる支援を中心に、そこに暮らす人々の様子と社会背景などをご紹介いただき、それぞれの状況をつなぎ、視点を社会化していきます。
映像上映では、上述の3名に加えて、八戸に滞在し、市内で展覧会やワークショップ、トークイベントなどを行ってきた3名のフィリピンのアーティストが制作した、コロナ禍の自身の日常を記録したビデオエッセイを、はちのへまちなかアートラボ「Co部屋(コベヤ)」にて、上映します。2017年度より、AIR-Hが実施するアーティスト・イン・レジデンスプログラムPort to Portでは、八戸港と姉妹港であるマニラ港を擁するフィリピンから、これまでに3名のアーティストが八戸市に滞在し、リサーチや作品制作を行ってきました。地域やコミュニティの外側にいる人が来訪し、ストレンジャーとして介入するアーティスト・イン・レジデンスを切り口に、社会とアートはこれまでどのような関係を築いてきたのか、また新型コロナウイルスと共存していくこれからの社会ではその関係がどのように変化していくのか、本企画を通して探っていきます。
主催:AIR-H、八戸工業大学感性デザイン学部東方研究室
共催:八戸市(新美術館建設推進室)
協力:八戸工業大学国際交流センター、H∞LGallery、Load na Dito
デザイン:貝塚彩乃
八戸工業大学私立大学研究ブランディング事業
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